2025.10.8
中室牧子先生のセミナーを受講してきました

9/22(月) 私の尊敬する先生 慶應大学教授 中室牧子先生のセミナーを受講してきました。
私が一番印象に残っているのは、「教育への投資は、幼ければ幼いときほどいい。」
習い事、どこかに出かける、体験する、いろんな大人と話をする、などなど。
経済学では、子どもの教育を「投資」だと捉えます。つまり、株や債券への投資と同じで、「いつ」「何に」投資をするかが非常に大事だというわけです。
2000 年にノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学の労働経済学者ジェームズ・ヘックマン教授の研究は、教育の投資利回りが高いのは、子どもの年齢が小さい時にお金や時間を投じることだということを明らかにしました。
ヘックマンの研究では、1960 年代の半ばに新設されたある幼稚園で質の高い幼児教育を受けた子どもたちを、その後大人になるまで 50 年近くも追跡した結果、幼少期に質の高い教育を受けた子どもたちの将来の学歴、所得、生活の状況が恵まれていることがわかったのです。
幼少期に質の高い教育を受けることの利回りはおよそ 8%と推計されており、過去 50 年間の株式市場の投資収益率が 5%ですから、株への投資よりも、幼少期の子供への質の高い教育のほうが優良な投資だということになります。