2025.04.15
受験生になるみなさんへ

今回から、<2026年度入試>向けの内容でお送りします。
これから大学受験を目指すみなさん、自分の将来について考えたことはありますか?
まだ将来や大学のことなんて考えられないという人も多いかもしれません。しかし、受験する大学や学部によって受験勉強の内容は当然変わってきます。
自分の将来像をはっきりさせた上で、目指す大学・学部を決めていけるといいですね。
河合塾OB・OG に「大学へ進学する理由」を聞いてみると…
【Q】大学へ進学する理由は?
(もっとも当てはまるもの:上位5位)
※ロンゲストイヤー(河合塾生対象アンケート)より
希望する業種・職種に進みたい … 44%
専門知識を深めたい … 15%
幅広い教養を身につけたい … 13%
自分の可能性を探りたい … 10%
希望する資格・免許を取得したい … 7%
上記のように、「希望する業種・職種に進みたい」が断然トップでした。先輩たちは将来を見据えた上で大学進学を決めているようです。
「大学へ入学すること」が目的ではなく、「将来の自分の夢をかなえるためのワンステップ」として捉えています。
そう考えると、進路は自分の学力や漠然としたイメージだけで決められるものではないことが分かりますね。
まずは、自分がどんなことに興味・関心があるのか、どんなことを学びたいのか、そして将来はどんな仕事に就いてみたいのか。本格的な受験勉強がスタートする前に考えてみましょう。
漠然と受験勉強をしていてもモチベーションはなかなか上がりません。自分のやりたいことを探し、その上で、受験勉強をスタートさせましょう。
【Kei-Net 特派員の声…大学と高校はココが違う!】
現役大学生の「Kei-Net 特派員」へのアンケート結果から、特派員のナマの声をお伝えします。
Kei-Net ホームページにも、たくさんの「声」を掲載していますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。
https://www.keinet.ne.jp/toku/advice/
【Q】大学と高校では「ココが違う!」と思うところは何ですか。
▼Y.I.特派員(埼玉大 理 分子生物 3年)
自分で考えて過ごさなくてはならないところが一番違うと思います。自分で時間割を組まなければならないし、どれだけ講義を入れるか、空きコマをどうするか、サークル活動はどうするか、など自分で考えないと、単位が足りない、卒業できないといったことになりかねません。
▼E.H.特派員(東京外国語大 国際社会 3年)
時間を自由に使えるところ!
高校までは、学校が最優先事項で、決まった時間割で過ごしていたが、大学は時間割を柔軟に自分で決めることができ、アルバイトや旅行、趣味など自分で生活の中の優先順位を付けて生活できること。
▼どな。特派員(横浜国立大 理工 化学・生命系 4年)
朝が早くなくていい時もあること。授業が午後からだと、12 時前まで寝ていたなんていう友人もいるので、生活リズムが崩れやすいこと。
ホームルームのようなものがなく、これやった?これ出してね?など確認してくれる先生もいないため、自分で責任を持たなければいけない場面が圧倒的に増えた。
▼A.K.特派員(京都大 法 4年)
学校側から干渉されないことが、高校との圧倒的な違いです。授業、サークル、バイトなどすべてにおいて自由に選択できます。しかしその自由の裏側はすべて自己責任です。なので、自分を律する必要があるのはもちろん、どのような人たちと関わっていくのかも重要になってくると思います。
▼リトルテュース特派員(京都教育大 教育 4年)
いかに深く考えるのかということが頻繁に大学では問われる気がします。反対に暗記することを強く要求される機会は少ないと感じています。専門的な事項については、学修の中で自ずと身についていきます。
【勇気の出ることば…受験生に贈る珠玉の名言】
大学受験に挑むあなたに、勇気の出ることばを贈ります。
努力という種を蒔(ま)きなさい。何も無駄にはなりません。
芽を出すのに手間取ったとしても、いつかは必ず生えてきます。
力は力を生むのです。ロマン・ロラン(フランス・作家)